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作・満天星

空港を出た時に感じるその国独特の匂い、「帰ってきた。」と実感する瞬間。一年に一度の事なのに、今回は何か違う。

 

自分の人生で初めての出来事「留学」

その国に遊びに来たのではなく、「生活する」

いつもと違う思いで空港を出た。

 

一日、一週間、一年と時間が過ぎていき、気がつけば二年目に突入。

この町に慣れ、自分もこの国の人と同じような口調や行動に変わっていく。性格までも変わっていった。

自分が自分じゃないかのようだ。

二年目が終わり、日本に帰国。

口調、行動、性格までも元に戻った。この二年間はまるで夢だったかのよう。

今では出発前と同じ自分。

 

あれは夢だったのだろうか。